WaveDAT ヘルプ
V1.23 (2010/01/31)
前バージョンからの変更点は履歴を参照してください。
はじめに
この WaveDAT は、オーディオ対応DDS(Digital
Data Storage)ドライブで音楽用DATテープの再生/録音を行うためのソフトです。
最近はハードディスクレコーディングにとって代わられて来つつも、数々の長所があり、一部ではまだまだ愛用されているDATですが、デッキの数も減ってきている現状で、DDSドライブを一般のDATデッキの代わりに、ということを目指してこのソフトを作成しました。
海外製の同様のソフトはあるのですが完全に満足できるものではなかったので、実験から含めると約2年かけて(ファームウェアのバグの多さのために途中で何度も投げ出しそうになりつつ?)このソフトを開発してきました。(2005/01/03
V1.00公開)
しかし、一部のオーディオ対応DDSドライブしか使えませんし、ドライブのファームウェアの制限で一般のデッキの持っている全ての機能が使えるわけでもありませんが、逆にPCならではの便利な機能も搭載されています。
[できること]
- オーディオデバイスへの再生、オーディオデバイスからの直接録音。
フォーマットは、32k、44.1k、48k /16bit (標準フォーマット)
32k LPモード(1/2倍速記録)
および拡張フォーマット(2倍速記録)
[1] 88.2k、96k /16bit (Pioneer HS モード互換)
[2] 44.1k、48k /24bit (TASCAM DA-45HR 互換)
(サウンドドライバは、MME、DirectSound、ASIO対応)
- 最大2倍速での再生 … Waveファイルの作成、およびイメージファイルの作成
(サウンドデバイスへ音を出さない設定の場合は、標準フォーマットなら実時間の1/2でファイル化できます)
※イメージファイルとは音声データだけでなくIDや時間コードなど、全てのサブコードも含めてファイル化するものです。 これを別のテープに書き込むと、サブコードも含めて元と同じテープとなります。
- 同じく最大2倍速での録音 … Waveファイル、およびイメージファイルの書き込み
(サウンドデバイスへ音を出さない設定の場合は、標準フォーマットなら実時間の1/2で書き込みできます)
- 指定した PNo や ABS Time への通常のサーチ(移動)の他、現在のテープ位置が
ABS Time のバーグラフ(ポジションバー)でリアルタイムに表示され、任意の位置のダブルクリックで、そこへの移動が可能。(ダイレクトサーチ)
同じく、通過した ID もその PNo がバー上に表示され、ダブルクリックでその位置への移動が可能。
- 録音時の ID (START、SKIP、END) の書き込み。
および停止時のID書き込み、消去。(停止時の書き込み、消去は制限あり)
録音時のレベルによる Auto ID 機能、Mute機能。
- Auto ID の機能で記録された、実際の音の出始めから遅れて記録された
ID によってWaveファイルの作成(分割)を行っても、先頭や末尾の途切れが起こらないようにする
ID先読み機能。
- テープ上に記録された ID(以下、実ID)とは全く別に、実際にはテープ上には記録されないが自由に書き込み/消去/移動が可能で実際の
ID と同じ役割をさせることができる 仮想ID の機能。
(START ID と SKIP ID を自由に配置して、自由な再生/Waveファイルの作成等が可能)
- 2種類のエラーカウンタ表示。 (読み取りエラー、ABS
Timeエラー)
- 再生/録音時のWave波形表示、リサジュー(X-Y)表示。
- 高精度のディエンファシスフィルタ。
- デート機能。 (テープに記録されている日付/時刻の表示、および録音時の日付/時刻の書き込み)
- 2台までのDDSドライブを、それぞれ同時に独立して制御可能。
- 2台DDSドライブがあるときは、お互いに録音(編集)、複製(イメージ)が可能。
- 種々の設定がリアルタイムに変更可能。
[できないこと]
- ファームウェアの仕様のため、サーチ(REW、FF含む)は途中停止ができない。
(この不便さを補うために、上のダイレクトサーチ機能がある)
- ファームウェアの仕様のため、ABS Time の記録されていない部分へのサーチはできない。
同じく、ABS Time の記録されていない場所から録音をスタートすることはできない。
(正常な動作のためには、基本的には ABS Time
の記録が必須。 未使用テープには最初に Lead-in
領域の書き込みが必要)
ただし、ABS Timeの記録されていない部分でも再生することは可能。
- ファームウェアの仕様のため、停止時のID書き込み、消去は、最後の部分の繋ぎ目でノイズが出る可能性がある、というより、ほとんど場合ノイズが記録されてしまう。そして、このノイズは回復不可能。
(一般のデッキと違って、サブコードのみの書き換えができないために、一旦データとサブコードを一緒に読み取って、サブコードのみ変更後、再びデータと共に書き戻すため、トラッキングの僅かな誤差で最後の位置がずれることがあるため。
このために、上の 仮想ID機能 がある)
動作環境
- Windows95/98/Me/2000/XP/Vista(SP1以降)/Windows
7 (DirectXサポートレベルの関係で、NTは除く)
/Windows 10 以降 (いずれも SCSIカードの ドライバさえあれば 32bit、64bit 両方共) (2017/09/08 追加)
画面表示のみなら DirectX 5 以上、DirectSound 使用なら DirectX 7
(Windows2000 デフォルトレベル) 以上が必要。
CPUクロック 500MHz 以上推奨。
(ただしそれほどCPUパワーを必要とするわけでもないので、200MHz程度でも環境によっては充分動作可能)
- DDSドライブはSCSIタイプなので、SCSIカードが必要。
|
Windows95/98/Me/2000/XP |
Vista (SP1) / Windows 7 / 10 32/64bit |
SCSI カード
動作確認機種
|
[PCI] |
Adaptec AHA-2940U、AHA-2940J、AHA-29160N
RATOC REX-PCI30
その他、PCIバスマスタタイプならほとんどが多分使用可能だと思われる。 |
AHA-2940U、AHA-2940UJ、AHA-2940AU
(以上 Vistaドライバ AIC78xx and AIC78U2
32-bit Driver v6.0.5456)
AHA-29160N
(Win10 は Win7 のドライバで)
REX-PCI30
(Vista / 7 ドライバ。
なおXP/2000用ドライバで一応動作。
ただし保証は無いので自己責任で) |
| [CardBus] |
ノートPCでは CardBusタイプ。 ←PIOタイプも使えないわけではないがCPU使用率が高いので音飛び等の可能性があるため推奨できない。
(ファイル化のみなら大丈夫かも?)
RATOC REX-CB31
IO-DATA CBSC2 |
REX-CB31
(Vista / 7 ドライバ)
CBSC2
(XP/2000用ドライバで一応動作。
ただし保証は無いので自己責任で) |
[USB変換アダプタ]
※1 |
お勧めはしませんが、USB-SCSI変換アダプタ等でも一部動作可能。
RATOC U2SCX
(USB2では2倍速動作可能。
ただし、ドライブ2台でサウンドデバイスに出力しながらの2倍速では音飛びするようである。
この場合も音を出さなければ2倍速可)
Logitec LUB-SC2
(ただし標準速のみで2倍速は動作しない。←USB2でも)
※USB-SCSI変換アダプタを用いる場合は、ドライブからターミネーターパワーを供給するようにドラ
イブのジャンパやディップスイッチを設定してください。 |
U2SCX、U2SCXV
(Vista / 7 ドライバ。
コンフィギュレーションユーティリティのみ
のインスト−ルでOK)
LUB-SC2
(XP/2000用ドライバで一応動作。
ただし保証は無いので自己責任で) |
| その他 ※2 |
ASPIのインストールが必要 |
OS自身のSPTIを使用 |
- ※1 DDSには対応していないため使用できない変換アダプタ
: RATOC FireREX1、IO-DATA USB2-SC2
- ※2 Windows Vista (SP1以降) / Windows 7 / Windows 10 以外では、ASPI マネージャー (できるだけ最新の物を推奨。
Adaptec の V4.71) の組み込みが必要。
Windows Vista (SP1以降) / Windows 7 ではOS自身の
SPTI (SCSI pass through IOCTLs) を使用する。
WindowsXP/2000では SPTI を使用することが可能な場合もあるが、正常な動作のためには推奨できない。
- 詳しい設定方法
※WaveDATを正常に動作させるために、起動する前に必ず行ってください。 → 設定方法
使用可能なドライブ
※ MME、DirectSound、ASIO ドライバ対応。
(ASIOに対応しているため、対応サウンドデバイスでは正確な入出力が可能です)

[ASIO Interface Technology by Steinberg Media
Technologies GmbH]